2008/05/04

中途半端な平安時代がわからない

コミック怪Vol.03発売中です。

HPは取りあえず記事だけ改訂。

さてなんで平安Haze描くのに時間がかかるかと言うと、作画に入ってからもちょいちょい調べ物をしてしまうからだった。

いわゆる典型的な平安時代で、上級貴族の資料はわりと出てくるのだが、中途半端な時代、身分となると調べにくいのです。

え?装束の文様も色も身分と年齢によって全部決まってるの?牛車の窓は大きいほど高級車?え、寝殿造りって、三位以上の貴族なの? じゃあ源頼光あたりの地位の人が住んでたのは…というか、この時代って、まだ寝殿造り完成してなくて渡り廊下が無いんじゃ?


あきらめた\(o)


そもそも烏帽子から髪がはみ出てる時点で漫画ってアウトです。

面白かったのは、装束に関しては、だいたい詰め襟で布をたくさん使ってる方がフォーマル、Vネックで布が少なくなるとカジュアルで身分も下がるってところ。水干をVネック風に着こなすとカジュアルになります。

善光寺参り

仕事の狭間だったので長野に行ってまいりました。ちょうど聖火リレーのころですよ。

いやーなんかすごかった、世界の混沌は我々の日常とまさに地続きであり、それが広い間口をもって市民と接したというか…感じたことを作品に変換して行けたらと思います。

チベット・サポーターたちはもちろんイベントの趣旨とは違うことをしてるわけですが、警備もするけど抗議・主張もさせる計らいは海外の方が巧いと思うことがある…。


善光寺のお堂はほんとに見事です。地下の戒壇巡りはおすすめ。漆黒の闇の中で鍵は見つかるか…?