9/29は、一迅社のZEROSUM杉野編集長に嵯峨芸大に来てもらって特別講義が行われました。
と思ったら、杉野さんは編集長をお辞めになってただの社長さんになるようだ!
ともあれ、なかなか興味深い業界分析を含んだ、志望者さんへの心得やアドバイス満載のお話でした。
そのあと、見て欲しい作品のある学生さんへ個別アドバイス。
私だってこんな熱心に見てもらったこと無いよ(笑)ってぐらい熱い面談でした。
大変有意義な授業だったと思います。
社長! ありがとうございました!!
私も昔は学校でマンガを教えるなんて、あんまり意味がないのでは?などと思ってましたが、実際やってみると、「教えることのできる部分」は沢山あることがわかりました。
そうでないと、編集さんの存在も意味が無いことになりますからね。
そして、「教えられない部分」は編集だろうが先生だろうが、結局誰にも教えられない。
それぞれの作家の魅力とか個性とか、それゆえ「売れる」みたいな部分は。
また、今の人はあまりアシスタントに行かない人が多く、作家側も弟子のような育て方をしないことが多くなっていると思います。
アシスタントに行って、自分の得意じゃない作画を要求されたり、直しをされたり、急かされたりして、力の幅が広がっていくわけですが、そうしたことが少ない。
その部分を、学校での課題が役割を引き受けることになると思います。
嵯峨芸大、主任の竹中先生のキツめのスケジュールのおかげで、一年あたりの完成作品が多いのがいいですね。
また、デジタル作画に力を入れているのも特徴です。
あんまり声高に宣伝してないですが、20〜30人のクラスで毎年2〜3人デビューしてるのは優秀ですね。
私は来年もおりますので、マンガ系の学校に進もうと思っている受験生の方、お待ちしておりますよ!